小さな子どもがスマートフォンの画面にくぎ付けになっている光景が、当たり前のように見られる世の中になっています。
動画視聴の「ドーパミン中毒」
動画視聴には「ドーパミン中毒」の危険性があります。ドーパミンは快感物質で、動画を見ることで過剰に分泌され、高揚感や多幸感が得られます。次々と脳に刺激が与えられることで、脳はご褒美感覚でいっぱいになり、視聴をやめられなくなる。そして依存症へとつながっていきます。
子どもの成長発達への影響
心身ともに成長発達の途中にある子どもに動画を見せ続けることには、さまざまなリスクがあります。
中毒性がある、親子のコミュニケーションや触れ合いの時間が減る、言葉や心の発達が遅れる可能性がある。動画視聴が習慣化した子どもは感情のコントロールが難しくなるという話もよく耳にします。
大人でもやめられないものを、感情のコントロールをまだ学んでいる途中の子どもが中断させられて納得できるでしょうか。「泣いて暴れる」くらいしか抵抗する手段がない子どもにとって、それは当然の反応なのです。
スマートフォンに頼らない関わり方
私はたとえ数分であっても、小さな子どもに動画を見せる必要はないと考えています。そのわずかな時間で、子どもと話をしたり、絵本を読んだり、「洗濯物干さなきゃだよ!」と言いながら一緒に家事を楽しんだりすることができます。
大人が望むことに子どもを合わせるのではなく、子どもの成長発達を優先した生活スタイルにすること。子育てをしていると、自然とそうなるはずです。
気づいたときに行動を見直す。大人一人ひとりが意識して、子どもたちが安心して暮らせる社会をつくっていきましょう。