皆さんは子どもの頃、どのような遊びをしていましたか?
便利な世の中は悪くないのですが、便利さと引き換えに失われているものがあります。車が普及すれば歩かなくなり、多機能な調理器具が登場すれば料理をしなくなり、ゲームや動画が身近になれば外で遊ばなくなる。
遊び道具がないと遊べない子どもたち
最近は、遊び道具がない、大人からの指示がないと遊べない子どもが増えています。
私が衝撃を受けたのは、かくれんぼができない子が多いこと。隠れていると不安になるようで、自分から早々に出てきてしまいます。不安なのか、それとも「待てない」のか——いずれにしても気になる傾向です。
遊びの経験不足が招くもの
遊びの経験が不足すると、人との関わり方が分からず、相手の気持ちを考えることが難しくなります。痛みを知る機会も減ってしまいます。
「怪我をするから遊具では遊ばせない」「外は危ないから家の中だけで」「ゲームや動画を見せておく」——そうした対応が、結果として子どもから大切な学びの機会を奪っています。
子ども時代はたくさん遊んで、挑戦して、失敗して、また挑戦する。この繰り返しの中で痛みを知り、人との関わりを学んでいくのです。
大人こそ「あそび」を持つ
今、マニュアルがないと動けない大人が増えていると感じます。子育てにおいても同じです。アバウトな場面に対応できない、正解がほしい——それは、子ども時代に十分に遊んでこなかった結果ではないでしょうか。
大人こそ、たくさんの「あそび(余裕)」を持つために、子どもの目線に立って一緒に遊ぶ時間が必要です。
大人が子どもに返れる時間をつくれるような企画、いつか実現したいと考えています。