自己肯定感 2026.02

少し反感を買うかもしれないと思いつつ、「○○らしく」という言葉についてお話してみようと思います。

吉田松陰の言葉から

吉田松陰はこう述べています。

「父は父らしく、妻は妻らしく、子は子らしく、先輩は先輩らしく、部下は部下らしく。皆それぞれ、自分の役割をつとめてほしい。そうすれば、この世はもっと平和になるはずですから。」

私はこれを読んで、深く共感しました。

「○○らしく」とは、固定観念のことではない

世間では「○○らしく」という表現が、偏見や押しつけだと捉えられがちです。しかし本来の意味は、「己の役割を知り、つとめる」ということではないでしょうか。

男性は髪を短くして活発にふるまいなさい、というような固定観念の話ではありません。自分が何者であるかを理解し、人生を全うしなさい——そういうことだと思うのです。

自分ではない自分を演じ続けると

私自身もかつて、他人の評価軸で生きていました。人の世話を焼いているときは、自分の人生と向き合わなくて済むので楽でした。けれどそれは偽りの自分であり、限界が必ず来ます。

「あれ?私は何者?」「自分が分からない」「何も面白くない」——そんな状態を何度も繰り返してきました。

今、ようやく「自分らしさ」がなんとなく分かってきたところです。人にはたくさんの役割やモードがあり、知らず知らずのうちに使い分けをしています。私であれば「女性」「娘」「母親」「助産師」「看護師」「ダンスが好き」「運転が好き」と、さまざまなモードを持っています。

自分の人生の舵は自分で切る

「○○らしく」というのは、世間のイメージに当てはめることではなく、「私は私らしく」色々なモードを楽しみながら、自分の役割をきちんと果たしていくこと。自分の人生の舵を、他人に切ってもらおうとしないこと。

自分の役割をきちんとつとめることが、一番楽しくて幸せな人生なのではないでしょうか。

幸せな人が増えれば、その幸せがまた幸せを呼ぶ。素晴らしい連鎖が生まれるはずです。

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